展示案内

展示会一覧

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開催終了 特別展 会期:2018-04-27 (金) 〜 2018-05-28 (月)

琉球国王の衣裳/琉球の箱

今月は尚家資料から、国王の衣裳を紹介します。

 琉球国王の衣裳は、中国明朝の皇帝から琉球国の王の証しとして贈られたものです。琉球国の世子(せし)(皇太子)は、中国皇帝の使者「冊封使(さっぽうし)」から冊封(さっぽう)(中国皇帝が世子を琉球国王と承認する儀式)を受ける際に、中国皇帝からの勅書(ちょくしょ)や玉冠とともに衣裳を授けられました。
 これらの唐衣裳(とういしょう)・皮弁服(ひべんふく)などと称される衣裳は、冊封使の迎えや、正月・冬至の儀式など、王国の重要な行事の際に着用されました。
 中国の王朝が明朝(みんちょう)から満州族の清朝(しんちょう)になると玉冠の下賜は無くなり、衣裳は反物の形で下賜されるようになりました。琉球では明朝の服制をふまえて衣裳を仕立てて着用し、玉冠は修理しながら使用しました。

※琉球国王の衣裳は、期間中に展示替えをします。
 【前期】4月27日(金)~5月9日(水) 赤地龍瑞雲嶮山文様繻珍唐衣裳
 【後期】5月11日(金)~5月28日(月) 紺地龍丸文様緞子唐衣裳


開催終了 特別展 会期:2018-04-27 (金) 〜 2018-05-09 (水)

国宝「玉冠」特別公開

国内に唯一残る琉球国王の「玉冠」を、期間限定で特別公開します。

【展示場所】特別展示室


※国宝資料はより良い状態で保存していくために公開期間を限らせていただいています。


開催終了 特別展 会期:2018-03-30 (金) 〜 2018-04-25 (水)

ロイヤルカラーの黄色地衣裳/琉球の箱

今月は、尚家資料からロイヤルカラーの黄色地衣裳を紹介します。
 琉球では黄色地は「チールジー」とよばれ、王家のみが使用できる格の高い色として特別な意味を持っていました。
 輝くばかりの鮮やかな黄色は、石黄(せきおう)という高価な輸入色材や、鬱金(うこん)、黄檗(きはだ)などの染料で染められました。
 また、布地は、上質な苧麻(ちょま)や芭蕉(ばしょう)の他、絹の縮緬(ちりめん)や、中国から輸入された綸子(りんず)などの高級な素材が使われました。
 これらの黄色地の衣裳は、王国の公式行事の衣裳として、特別な時だけに着用されたと考えられています。


 調度品は「琉球の箱」と題し、尚家資料「朱漆牡丹唐草七宝繋沈金料紙箱」、野田愛六資料「朱漆鳳凰箔絵櫃」など、大事なものを入れた箱を紹介します。
王国時代の緻密な工芸技術をご覧ください。


開催終了 企画展 会期:2018-03-16 (金) 〜 2018-03-28 (水)

「門中・清明・お墓」展

現在では沖縄本島内で広く行われている清明祭(シーミー)について、その伝来と歴史について紹介します。


開催終了 特別展 会期:2018-03-02 (金) 〜 2018-03-28 (水)

桃色地の衣裳

今月は、尚家資料から桃色地の衣裳を紹介いたします。


開催終了 特別展 会期:2018-03-02 (金) 〜 2017-03-28 (火)

三線と工工四

3月4日の「さんしんの日」にちなんで、当館所蔵の三線をご紹介いたします。


開催終了 特別展 会期:2018-02-02 (金) 〜 2018-02-28 (水)

松竹梅の紅型衣裳/首里那覇鳥瞰図屏風/王国の漆工芸技術~沈金・堆錦の漆器~

今月は、尚家資料と福地家資料から松竹梅の紅型資料を紹介します。

また、調度品は伊江家と首里那覇鳥瞰図屏風、漆器は大里資料の「朱漆芭蕉万年青文沈金堆錦衝立」を紹介いたします。

「首里那覇鳥瞰図屏風」は、首里から那覇の風景を描いています。このような上空から見下ろす形で描いた絵を、空を飛ぶ鳥の目線から描いた図という意味で「鳥瞰図(ちょうかんず)」と呼びます。
 よく見ると、右上の首里城本殿には鶴が描かれた簾(すだれ)がかけられています。これは王国時代の首里城の正月飾りで、正月の様子を描いた風景という事が分かります。
 「朱漆芭蕉万年青文沈金堆錦衝立」は、片面が芭蕉、片面が万年青の文様で、芭蕉の面の上空に鳥が飛び雲が流れ、画面に奥行きを与えています。

王国時代の精緻な紅型衣裳、絵画、漆工芸をお楽しみください。


開催終了 特別展 会期:2018-01-06 (土) 〜 2018-01-31 (水)

御絵図柄の絣衣裳/首里那覇鳥瞰図屏風/王国の漆工芸技術~沈金・堆錦の漆器~

今月は尚家資料から御絵図柄の衣裳3点を紹介いたします。

また、調度品は伊江家の「首里那覇鳥瞰図屏風」と大里資料の「朱漆芭蕉万年青文沈金堆錦衝立」を紹介いたします。

「首里那覇鳥瞰図屏風」は、首里から那覇の風景を描いています。このような上空から見下ろす形で描いた絵を、空を飛ぶ鳥の目線から描いた図という意味で「鳥瞰図(ちょうかんず)」と呼びます。
 よく見ると、右上の首里城本殿には鶴が描かれた簾(すだれ)がかけられています。これは王国時代の首里城の正月飾りで、正月の様子を描いた風景という事が分かります。
 「朱漆芭蕉万年青文沈金堆錦衝立」は、沈金で片面が芭蕉、片面が万年青の文様が描かれ、周囲には堆錦で海草と貝が表されています。

王国時代の精緻な紅型衣裳、絵画、漆工芸をお楽しみください。


開催終了 企画展 会期:2018-01-06 (土) 〜 2018-03-12 (月)

御絵図~琉球の織物デザイン~

 「御絵図(みえず)」とは、琉球王国時代に描かれた絣織物の絵図(デザイン画)のことです。織り上がりと同じになるように模様が和紙に描かれ、デザイン画としても非常に美しいものになっています。王族が使用する織物を久米島や宮古、八重山に発注する際にこの絵図が使用されたといわれ、王国時代の織物デザインを伝える貴重な資料です。
 那覇市歴史博物館には、尚家から寄贈された「御絵図帳」7冊が所蔵されており、大小様々な御絵図366点が貼り付けられています。平成28年度に全7冊の修理が完了し、美しくよみがえった御絵図帳とともに、琉球の織物デザインについて紹介します。