展示会一覧
「性の多様性を尊重する都市・なは」宣言 〜その歴史と背景〜
レインボーなは宣言とその成立の歴史的背景、沖縄の人権侵害克服の歴史を紹介する展示会を開催します。
白地の紅型衣裳/王国の漆工芸技術~伊江家・神山家の漆器~
今月は尚家資料と福地家資料から、白地の紅型衣裳を紹介いたします。
尚家資料として伝来している紅型(びんがた)衣裳42領のうち、15領が白地の衣裳であり、もっとも多い割合となっています。
紅型の特徴は、その色使いにあり、赤、黄、青、緑など鮮やかな原色同士が組み合わされながらも、太陽の下に咲く南国の花のような気品と生命力が感じられます。これらの色が一番美しく映える背景として、白という地色が選ばれたものと考えられます。
また、美しく白地を残し、色彩を際立たせるために、紅型職人たちは糊置きや色差しなどの各工程で細心の注意を払って染め上げました。白地の紅型衣裳は、職人が高い技術と熟練の技で、手間をかけて作り上げた特別なものでした。
また、調度品は伊江家・神山家の漆器をご紹介します。
伊江(いえ)家は第四代尚清(しょうせい)王の第七子尚宗賢(しょうそうけん)(朝義)を祖とする由緒ある家柄で、代々伊江島の惣地頭(そうじとう)を勤めたことから、伊江按司を称していました。伊江家が所蔵していた調度品には、王国時代に高い漆工芸技術を駆使して作られ、献上品として国外へ贈答されたものと同型の精緻な漆器がみられます。
神山(かみやま)家資料は、琉球国最後の国王尚泰(しょうたい)の娘・八重子が首里士族の神山家に嫁いだ際に婚礼道具として持参したものです。鮮やかな朱塗りに、尚家の家紋の左御紋(ヒジャイグムン)(左三ツ巴紋)が牡丹唐草と共に沈金で描かれ、王家の子女の持ち物らしい華やかなものとなっています。
王国時代の精緻な美術工芸をお楽しみください。
国宝「玉冠」特別公開
国内に唯一残る琉球国王の「玉冠」を、期間限定で特別公開します。
【展示場所】特別展示室
※国宝資料はより良い状態で保存していくために公開期間を限らせていただいています。
戦地からの便り 伊藤半次の絵手紙と沖縄戦
日中戦争勃発後、満州で戦った伊藤半次は、その絵心から福岡の家族に約400通もの絵はがきを送りました。1944年沖縄に転出した部隊とともに伊藤は沖縄で戦い、戦死しました。
本企画展では、伊藤の絵はがきと沖縄戦について紹介します。
琉球国王の衣裳/王国の漆工芸技術~伊江家・神山家の漆器~
今月は尚家資料から、国王の衣裳を紹介します。
琉球国王の衣裳は、中国明朝の皇帝から琉球国の王の証しとして贈られたものです。琉球国の世子(せし)(皇太子)は、中国皇帝の使者「冊封使(さっぽうし)」から冊封(さっぽう)(中国皇帝が世子を琉球国王と承認する儀式)を受ける際に、中国皇帝からの勅書(ちょくしょ)や玉冠とともに衣裳を授けられました。
これらの唐衣裳(とういしょう)・皮弁服(ひべんふく)などと称される衣裳は、冊封使の迎えや、正月・冬至の儀式など、王国の重要な行事の際に着用されました。
中国の王朝が明朝(みんちょう)から満州族の清朝(しんちょう)になると玉冠の下賜は無くなり、衣裳は反物の形で下賜されるようになりました。琉球では明朝の服制をふまえて衣裳を仕立てて着用し、玉冠は修理しながら使用しました。
調度品は、伊江家・神山家の漆器を紹介いたします。
伊江(いえ)家は第四代尚清(しょうせい)王の第七子尚宗賢(しょうそうけん)(朝義(ちょうぎ))を祖とする由緒ある家柄で、代々伊江島の惣地頭(そうじどう)を勤めたことから、伊江按司(いえあじ)を称していました。伊江家が所蔵していた調度品には、王国時代に高い漆工芸技術を駆使して作られ、献上品として国外へ贈答されたものと同型の精緻な漆器がみられます。
神山(かみやま)家資料は、琉球国最後の国王尚泰(しょうたい)の娘・八重子(やえこ)が首里士族の神山家に嫁いだ際に婚礼道具として持参したものです。鮮やかな朱塗りに、尚家の家紋の左御紋(ヒジャイグムン)(左三ツ巴紋)が牡丹唐草と共に沈金(ちんきん)で描かれ、王家の子女の持ち物らしい華やかなものとなっています。
王国の精緻な漆工芸をお楽しみください。
※琉球国王の衣裳は開催期間中で展示替え行います。
4月28日(金)~5月10日(水)「赤地龍瑞雲嶮山文様繻珍唐衣裳」
5月12日(金)~5月24日(水)「紺地龍丸文様緞子唐衣裳」
ロイヤルカラーの黄色地衣裳/王国の漆工芸技術~朱色と金色の漆器~
今月は尚家資料から、ロイヤルカラーの黄色地衣裳をご紹介します。
また、調度品は尚家資料と門岡家・西平家、翁長良明氏資料から、王国の朱色と金色の漆器をご紹介します。
王国時代の精緻な漆工芸をお楽しみください。
那覇市歴史博物館開館10周年記念 新収蔵品展「皆の記憶Ⅱ」
開館10周年を記念して、2012年3月に開催した収蔵品展に続き、2012年以降、那覇市歴史博物館にご寄贈いただいた資料を展示紹介します。
紋織の衣裳/王国の漆工芸技術~箔絵・沈金・螺鈿~
今月は尚家資料から、紋織の衣裳を紹介します。
また、調度品は箔絵と沈金、螺鈿の技術を使用した漆器をご紹介します。
精緻な漆工芸をお楽しみください。
朧型の紅型衣裳/首里那覇鳥瞰図屏風/王国の漆工芸技術~沈金・堆錦~
今月は尚家資料から、朧型の紅型衣裳を紹介します。
また、調度品は首里那覇鳥瞰図屏風(伊江家資料)と、沈金と堆錦の技術を使用した漆器をご紹介します。
精緻な漆工芸をお楽しみください。